働きやすさ

新人看護師が美容外科へ転職するのは危険?【※気を付けるポイント】

クエスチョン

まだ経験が1年未満の新人看護師だけれど、美容外科クリニックへの転職を考えているという人もいるかもしれませんね。

私が働く美容外科クリニックでも、まだ経験が1年未満の新人看護師が転職してくることがあります。

でも、転職してくる新人看護師の中には、

  • 病院よりも楽に働けると思ったから
  • おしゃれな環境で働けるから

といった安易な気持ちで転職をしてしまい辞めていく看護師がいるのも現状です。

安易な気持ちで美容外科クリニックに転職するのは、早期退職につながる危険な行為です。

特に、まだ経験が浅い新人看護師であれば、その後の看護師人生にも影響しかねないことなので、しっかりと気を付けなければいけないポイントを確認しておきましょう。

新人看護師が美容外科クリニックへの転職時に注意するポイント

新人看護師として美容クリニックへ転職するなら次の事を気を付けましょう。

美容外科クリニックは採用までのハードルが高い

多くの美容外科クリニックでは、看護師に対して臨床経験を求めていることが多いです。

美容外科クリニックによっては、オペ室経験がなくても3年以上の臨床経験がある看護師を採用しているというようなところも多いので、看護師免許を持っているならどこでも受かるとは限りません。

倍率もそれなりに高くなってくるので、面接対策をしっかりと準備しておかなければ受からないほどです。

私の働くクリニックでも2人に1人はふるいにかけられて落とされていきます。

そのため、まずは経験の浅い新人看護師を受け入れてもらえる美容外科クリニックがあるかどうかということを探すということと、面接のための徹底した準備をするようにしましょう。

経験がなければ不利になりやすいので、美容外科の看護師としてエキスパートを目指したいくらいの熱い気持ちはあった方がいいですよ。

憧れだけでは続けていけない

新人看護師の中には、美容への憧れだけで転職してしまう看護師もいます。

一見華やかな業界に思われがちなのですが、自由診療で経営されている美容外科クリニックには泥臭い部分もありますよ。

患者さまというよりもお客様という意識ですし、お客様に対して高額の施術を勧める場合もあるので、こうしたクリニックの方針に耐えられるのかということもまず考えなければいけないです。

看護師は看護師業務に専念して、採血・点滴・オペ準備・介助などだけをさせてもらえるところもありますが、カウンセリングを行わなければいけないクリニックもあります。

本当に今ここで美容外科への転職が望ましいのかよく考えた上で転職をしましょう。

看護技術が身につかない

美容外科は整形のオペ業務が中心なので、病院で学ぶようなアセスメント能力も身につきません。

看護師としての基礎を身に着けるこることができなくてもいいのかということはよく考えてくださいね。

看護師としての臨床経験にカウントされない

美容外科で働いた後に病院に戻ることを考えている場合、その間は臨床経験として見てくれない病院も多いです。

将来的に病院に戻る可能性があるのであれば、本当に今この新人看護師の時期に美容外科へ転職する必要性があるかどうかをよく考えてから転職するうことをおすすめします。

面接を受ける権利がないことも

美容クリニックによっては、臨床経験2年以上といった条件があるところもあります。

美容クリニックで働きたいと思っても自分が希望したクリニックが新人看護師を受け入れているかどうかは確認が必要です。

脱毛専門の看護師として働く可能性も

これもまたクリニックによりけりですが、たとえ面接で採用されたとしても、オペ業務をいきなり任されることはない場合もあります。
最初は脱毛の施術を中心に1~2年は経験しなければいけないケースもあるので、それでも美容外科の看護師として働きたいかということも考える必要がありますよ。

どうしても美容外科クリニックで働きたいなら?

気を付けるポイントを見てきたうえで、それでもどうしても美容外科で働きたいという気持ちがある人は、まず、転職サイトのコンサルタント相談がおすすめです。

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実際にあなたの経験で受け入れてもらえる美容外科クリニックがあるか探してもらえたり、必要であれば面接の事前準備をクリニック別にしてもらうこともできます。

看護師の転職サイトを通してコンサルタントに間に入ってもらうことで、不利になりがちな採用率をアップさせることができるので経験が浅い人は利用して損はありません。

できれば、新人看護師として美容外科クリニックへの転職をするなら、一度、面接を兼ねてクリニックの見学にいらしてください。

必要であれば、美容クリニックと病院の両方を受けてから判断するといったこともアリだと私自身は感じます。

まずは、実際のクリニックの現場を見てみるとあなたが本当に働くイメージが具体的にできるかどうかが分かるはずですよ。

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