働きやすさ

知らないと損!美容外科の看護師に新卒採用で入ることのリスクとは?

クエスチョン

看護学校を卒業して、新卒看護師としてほとんどの人が急性期の総合病院、大学病院に就職していく中で、美容外科クリニックに興味を持っているという人もいるかもしれませんね。

でも実は、新卒から美容クリニックで働くことはそれなりにリスクもあります。

実は、私の知人でいま現在、看護学校で勉強中の子からも相談を受けているのですが、美容クリニックに興味を持っていて働きたいと思ってくれているみたいなんです。(美容クリニックで働く私としては興味を持ってくれているのはかなり嬉しいんですけど^^)

でも、実際のところ新卒看護師で美容外科クリニックで働く人は少ないし、どうなのかな?と気になっている方もいるのではないでしょうか。

私の知人のように、実際に実習などで病院で働いてみたけれど、やっぱり病院では働きたくないという思いを強くした人もいるかもしれません。

ここでは、そんな新卒看護師として美容外科クリニックに興味を持っている人のために、実際に就職できるのか、新卒として美容クリニックで働くことのリスクなどまとめてみました。

新卒看護師として美容外科クリニックに実際に就職できるのか?

結論から言うと、奨学金などの縛りがないのであれば、新卒看護師として美容外科クリニックに就職することも可能です。

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私の働いているクリニックでも、大手にはなるのですが新卒看護師の採用にも力を入れ始めています。

だから、美容外科クリニックで新卒看護師を募集しているところを探せば、面接に合格さえすれば働くことはできる時代になっていますよ。

採用側も下手に病院経験が長い看護師よりも、何も染まっていないような真っ白な状態の新卒看護師を採用して教育するほうが、教育しやすいというのもあるみたいなんですよね。

それなら、新卒で美容外科クリニックに就職しようかな?と思う方もいるかもしれません。
でも、少し待ってください。

新卒看護師として美容外科クリニックで働く場合のリスク

ただ、新卒看護師として美容外科クリニックで働くにはリスクもあるので注意が必要です。

なぜなら、美容クリニックは離職率が高く、採用のハードルも高いからです。

このサイトでもずっとお伝えしてきているのですが、美容業界って病院とかに比べるよりも離職率がはるかに高いんですよね。

働いてみたもののやっぱり美容は自分には合わない!とすぐに辞める人も多いということは頭に入れておかなければいけません。

また、採用のハードル自体も病院への就職とは違って高くなるので、落とされる人も必ず出ています。

面接対策をしっかりしていないと、普通に落とされてしまうのが美容外科なので気を付けるようにしましょう。

将来つぶしが効かない看護師になってしまう

それ以上に新卒として美容外科の看護師として働くなら将来つぶしが効かない看護師になってしまう・・・ということは確実です。

美容クリニックでは、病院で身に付けられるような看護の基礎は身につきません。

将来、病状を見てアセスメントすることもできない看護師になってしまうということです。

クリニックによってどこまでの範囲を看護師がするのかは違ってきますが、基本的に美容専門のオペ室の仕事と思ってもらったらと思います。

だから、せっか美容クリニックに就職したけれど、やっぱり病院で看護の基礎を身に着けたいと思った時には、そこから転職すれば、ほぼ真っ新の新人状態からやり直し・・・ということになります。

その時には、年齢的にも経験的にも新卒看護師ではないけれど、中身は新卒状態になってしまうということです。

それに、病院によっては、美容外科クリニックでの経験を臨床経験としてみなさないような病院もあるので、給料査定においてもひびいてしまうかもしれません。

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新卒看護師として美容クリニックに就職するのはアリか?なしか?

あくまでも私個人としての意見では、新卒看護師として一番最初に入職するのはやっぱり病院がいいと思っています。

美容クリニックで働いているのにどうして?と思われるかもしれませんが、実際に私の知人にもこの話はさせてもらいました。

私自身はというと、大学病院で3年間働いた後に、長時間残業やレポート三昧、勉強会や研究やら・・・で、激務にことごとく疲れてしまい、もともと興味のあった美容クリニックで働いています

(ちなみに、一度、美容クリニックへの転職で短期で辞めてしまうという経験もしています。)

夜勤のない働き方ができて大学病院時代に抱えていたストレスもほとんどなくなりましたが、それでも、新卒看護師は最初は病院へ就職するのが一番だと思っています。

新卒看護師ってその時しかやってこないですから、それだけ手厚く教えてもらえたり教育を受けられるのもそのたった1年間だけです。

もちろん、病院によっては第二新卒の看護師でもしっかりと丁寧に教えてくれることもあるかもしれませんが、新卒看護師とはまた確実に変わります。

せっかく看護の基礎を一から身に着けられる時期なので、その時期を逃すのは非常にもったいないと思うんです。

特に急性期病院は忙しくて本当に右も左も分からないところから、先輩看護師にも怒られながら働くのが当たり前の新人時代ですが、振り返ってみるとやっぱりあのころ頑張っていて良かったって思うことって多いんですよね。

美容クリニックへ転職した後も、大学病院で頑張った3年があったからこそ、こうして美容クリニックでも働けているんだと感じます。

病院で少しでも経験があれば、美容クリニックで働くことの良さもわかると思うんです。
(夜勤もないし、精神的プレッシャーも少なくて、残業も減りましhたから・・・^^)

だから、一度でも病院で働いてみてから美容クリニックへ転職を考えてみても遅くはない・・・と私自身は思っています。

もちろん、いろんな考えがあって当然なので、美容一本でやっていきたいという強い意思があるのであれば話は別です・・・。

大手の美容クリニックなら、新卒看護師の教育体制も確立してきている時代でうsからね。
でも、美容クリニックってどうなんだろう・・・?どうしよう・・・?と思っている余地があるなら、この先長い看護師人生を考えて結論を出してみることをオススメします。

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